ウォ-レン・バフェット
◆昭和31年、弱冠25歳で出資金百ドルを手に 「投資パ-トナ-シップ」 を設立し本格的な株式投資を始め、今や全米ナンバ-ワンの資産家と言われている男 “ウォ-レン・バフェット” は 「勝負師」 とか 「相場師」 としては決して呼ばれる事はない男ですが、企業買収には財を惜しまず、憎まれず傷つけず、関係者の総てをハッピ-にさる手段は新しい理論や技法を振り回すのではなく、極めてオ-ソドックスな投資の法則を用いて成功しているのです。 求める投資対象はリスクの有無が極く小さなものと判断した時の 「確率と賭け率」 はきゅう覚に似て大胆かつ綿密でリスクを冒す事は厭わな い点、持って生まれた能力なのか、経験なのか、環境に恵まれていたのか、定 かで無いが、利己的な考えだけは決して持たなかった男です。
◆パフェット自身 「ノアは雨が降り出してから箱舟をつくり始めたのではない」 と言っている通り、案外、超能力を持って居たのかも知れない。 ファンドの運用者とし、経営権を握る大株主になっても、企業のトップや担当者に注文を付ける事は 「4割バッタ-に対してスイングの注文をつける様なもの」 と、バ-トナ-信じ、応援姿勢を示し、自分の弱い分野には手を出さず成功を収め続けているのです。 「重大な成果をもたらしたのは12回だけ」 と言う所を考えれば、企業の発展と共に成功した人物という事なのです。 有名な成果を遂げた銘柄の中には 「コカ-コ-ラ」 の株式を昭和63年、64年に10億ドルを投じ、3年後に4倍の利益を挙げ、更に資産を増やし続けているのです。 ウォ-ルト・ディズニ-によるキャピタル・シティ-ズABCの買収に際してもアッと言う間に17億ドルを手にしたのです。
◆株式市場の不振の時、株価が安く成っている企業、絶対に潰れない業種に投資する事で、目先の相場の動向や経済、金利、政局に気を配る必要もなく、将来性を評価して 「気にいれば買う」 至極当然の投資戦法で財をなしたのです。 パフェットの巨万の富を築いた戦法は 「人の嫌がる時に買え」 です。 「今まさに新しい時代の出発」 です。 “親の意見と冷や酒は、その場で効かずに後で効く”
格言
1ドルのものを40セントで買う哲学を学んだ。
文字通り、天から光が射してきたような気がしました。
リスクとは、自分が何をやっているかよくわからないときに起こるもの。
ただ一つ言えるのは他人が慎重さを欠いているときほど、自分たちは慎重に事を運ばなければならない
株式市場は短期的には人気投票の場にほかならない。長期的には、企業の価値を計る計算機の役目。
株式投資の極意とは、いい銘柄を見つけ、いいタイミングで買い、いい会社である限りそれを持ち続ける
世論調査なんて考えることの代わりにはならない。
ビジネス・スクールでは難しく複雑な方法は単純な方法より価値がある。単純なやりかたが効果ある。
ルール その1:絶対に損をするな。 ルール その2:絶対にルール1を忘れるな。
ビジネスの世界では、いつもフロントガラスよりバックミラーの方がよく見えるもの。
風見鶏を見ているだけでは金持ちにはなれない。
時代遅れになる原則はそもそも原則ではない。 (バリュー投資について)
尊敬できる人のもとで働きなさい。 (就職に関するアドバイス)
ウォーレンはカラーテレビのような人。 みなが白黒なのに彼にはカラーに見えるの・・・(妻スーザン)
買うのは企業で株ではない。
==投資基準==
*その企業は経済的に意義のある企業か? つまり、価格で比べられるような企業ではないか?その企業は消費者独占企業か? [ロイヤルティー] を取れる有名なブランドを持っているか? 豊富な資本を持つ企業が競争に参加してきた場合、その企業は大丈夫か?
*その企業は売上高は上昇傾向にあるか? そこから良好で継続的な利幅が取れているか?
*負債資本比率は低いか? 売上高負債比率は高いか? 売上高が業界平均を下回った場合、負債を数年以内で返済できるか?
*ROEはその企業の平均ROEよりも高いか? 12%以上か? 業界平均よりも高いか? 総資産に対する継続的で高いリターンを得られているか?
*その企業は成長のための資本をもっているか?
*その企業は高い事業維持コスト、低い資本消費、投資による現金の外部流出になっていないか? これは性能を上げることではない。
*その企業は良い投資機会に資本を再投資できるか? その投資の結果は利益の観点から見て良好か?
*その企業はインフレの時、商品の値上げをできるか?
爺は皆様に考えて戴き儲けて貰う。其の為、此のメッセ-ジを送り続けているのです。
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